2008年11月5日水曜日

難しいって言うな!

もしあなたが、ご自身の抱えている大小様々な問題を抱えたまま困り続けたいという人なら、あなたのために解決策を一緒に探そうとする人に対して「それは難しいですね」を連発するといいでしょう。

そのうち、あなたを「頑張らなくても許される甘美な被害者生活」から引き抜こうとするおせっかいな友人は近寄ってこなくなり、同じような境遇の友人がふえることでしょう。世間を嘆き、互いの傷をなめ合う友達が欲しければそれが一番!

・・・・

とまあ、いつになく皮肉なトーンで書きだしたけれど、ぼくが思うにこれは真実。

コーチや講師をしていると、「難しい」が口癖になっている人によく出会う。例えば、アドバイスを求められて、ぼくがそれに答えたとき。

「なるほど! おっしゃることはすごくわかります。でもそれって難しいですよね?」

という返事。

そんなときぼくは愛をこめて「これ以降、難しいという言葉は禁止していいですか?」とリクエストする。まさに今日もクライアント先で2人にリクエストしたし、先週は「難しいって言うな!」と愛をこめて一喝した。

どんな問題であれ、解決策を考えているときに「難しい」という言葉を使うとその時点ですべて終わるからだ。前向きな思考を止めるのにこれほど有効な言葉もない。

行動の判断には、つまるところ「やるかやらないか」と「やるならどうやってやるか」の2つしかない。難しいかどうかは関係ない。価値のあるものは得るのが難しいに決まってるし、それを得られるのはやり遂げた人だけだからだ。

「やりたいけどできない」「やりたいけど難しい」なんて考えるのは、精神的な負荷が大きいだけでなく、ぼくらにとって最も大切な命(=死ぬまでに残された時間)を支払って問題を背負い続けるだけだ。

だから、そうしたい人は別に止めないけど、そうしたくないと言ってる人が「難しい」を連発してたら禁止させていただく。そして、「難しいのはいいとして、じゃあどうすればできるか?」を質問するのだ。

そう、愛をこめて。


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