2008年10月13日月曜日

Nomad Ball

この2ヶ月はまっているものがあります。
それは、漂流ボール!。
漂流ボールとは、僕が2年ほど前にコンセプトをつくったもので、衛星電話とカメラと太陽電池をボールに詰めて海に(黒潮に)流す。そして、そのボールが、流れるままに、夕日を毎日一枚カメラで撮って僕に送って来るというプロジェクトです。




で、総予算は100万円なのですが、すでに情報代、開発器具やツール(ソフトウェアのライセンスも結構します)等で20万円ぐらいつかっています。

で、今どのぐらいできているかというとーー!



このぐらい。

現在のところ
1)右側のGPSモジュールから現在地を取り出して計算。
2)その下にある(写真では見えませんが)デジタルコンパス(方位磁石)から現在の向きを計算。
といったところが出来上がっています。今後は

3)来週にJPEGカメラが届くので、そのデータを、メモリに読み込む
4)太陽電池から充電電池(このユニットの下についてます)に充電
5)衛星電話モジュール(これが単品では一番高くて、約8万円、プラスアンテナが数万円します)へ、データを送る
6)ハウジング(バレーボールぐらいの大きさの透明な容器というのが僕の今の所のイメージ)
7)各種テスティング

で、その1)と2)までいくのに2ヶ月もかかっているのです。

細かい話はすっとばしますが、このボールに積載するCPUが小型かつ機能がしぼりこまれているので、制作者側がかなり気を使わないとうごいてくれないのです。
(たとえばRAM、多くのPCには1G(ギガ)バイトとか入っていますが、このユニットには386バイトしかはいっていません(100万分の1も入ってない!)。
その386バイトのメモリーを使い回しながらやると、三角関数一回使うと20バイトほど取られるので、かなり難しいわけです。(もちろんそれ以外にも多数の障害あり!)

これ、毎朝、つくりかけのプラモデルがあるようで、生活にはりがでます。

どう、このボール、すごくない?

ぜん

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